インド仏教界のトップリーダー、佐々井秀嶺氏。
日本人でありながらインドを変えた、非常に稀有な存在です。
今回はそのお弟子さんである竜亀(りゅうき)氏と
後援者でもある窪寺伸浩さんに
「人間・佐々井秀嶺」について語っていただきました。
仏教の始まりの地でありながら
12世紀には完全に途絶えてしまい
そこからはイスラム教やヒンドゥー教に
どんどんシフトしてしまった国、インド。
そこには古くからある「カースト制度」が
今でも影響を及ぼしているようです。
その「カースト」に切り込み
仏教徒を増やして、いわゆる”アウトカースト”と呼ばれる人々に
希望を与え続けてきたのが佐々井秀嶺上人です。
インドに長く住み、国籍すらインドに変えながらも
実はいまだにコテコテの日本人だという佐々井氏を
じっくりと語っていただきました。
【佐々井秀嶺上人】
佐々井 秀嶺(ささい しゅうれい、1935年8月30日 - )は、インドの僧。インドラ寺住職。インド名はアーリヤ・ナーガールジュナ (Bhadant-G Arya Nagarjuna Shurai Sasai)。なお、本名については Bhadant Arya Nagarjuna Surai Sasai、Bhadant Nagarjun Surai Sasai などの表記もある。インド国籍取得前の本名は佐々井 実。
インドで活動している日系インド人(一世)の僧である。ナーグプルのインドラ寺(インドラ・ブッダ・ヴィハール)にて住職を務めている。カースト未満の身分のダリット(不可触賤民)の人々を仏教へと改宗させるアンベードカルのインド仏教復興運動の中心人物の一人となっている。
著書に『必生 闘う仏教』 集英社新書、高山龍智編 2010年10月、
『求道者 愛と憎しみのインド』 サンガ新書、小林三旅編 2015年1月、
『龍樹と龍猛と菩提達磨の源流 サータヴァーハナ王朝・パーンドゥ王朝・ボーディ王朝』 東方出版、中村龍海編 2015年6月
◎南天会 HP