「とちぎの食の未来について 印鑰智哉さんと共に考える勉強会を」ノーカットで!
しもつかれーじょ栃木の渾身の取材を、3回に渡ってお送りいたします。

90年代半ばのアメリカでは遺伝子組み換え食品の登場とともに慢性疾患に苦しむ人々がそれまでの倍近くに増えました。

そうしたなかアレルギーや自閉症に苦しむ我が子を見かねた一人の母親ゼン・ハニーカットさんは遺伝子組み換えを含む食品を食事から一切排除し、有機食品に切替えることで子どもの症状が劇的に改善されることをつかみました。彼女は自ら立ち上げた Moms Across America(アメリカ中の母親たち)という市民団体を通じて情報を拡散させ、その結果アメリカ全土へ遺伝子組み換え食品反対運動を広げるまでになりました。

一方、栃木県は全国で初めての種子生産の民間委託条例を可決し、ゲノム編集や遺伝子組み換えされた作物によって種子と食の支配を狙うグローバル企業を呼び込む土台を作ってしまいました。

そこで日本の種子を守る会のアドバイザーで世界の食の問題に詳しい印鑰智哉さんにお話しをいただき、とちぎの食の未来を共に考える場にしたいと思います。

印鑰智哉(いんやく ともや)さん プロフィール

アジア太平洋資料センター(PARC)、ブラジル社会経済分析研究所(IBASE)、Greenpeace、オルター・トレード・ジャパン政策室室長を経て、現在はフリーの立場で世界の食と農の問題を追う。

ドキュメンタリー映画『遺伝子組み換えルーレット』(2015 年)、ドキュメンタリー映画『種子ーみんなのもの? それとも企業の所有物?』(2018 年)いずれも日本語版企画・監訳。『抵抗と創造のアマゾン-持続的な開発と民衆の運動』(現代企画室刊、2017 年)共著で「アグロエコロジーがアマゾンを救う」を執筆。

日時:2019 年 11 月 30 日(土)13:30〜16:30

会場:道の駅うつのみや ろまんちっく村

主催:とちぎの食を守る会