高倉健のプライベートマネジャーとして
黒澤明の在米法人の代表として、裏方の役割を貫いた「影武者」

高倉健の没後10年を前にして初めて語った
両雄、そしてハリウッド・スターとの日々。

『高倉健と黒澤映画の「影武者」と呼ばれて』を上梓された
Tak阿部こと阿部丈之さんのお話し会にお邪魔し
撮影させていただきました。

Takさんはアニメーションのカメラマンから出発し
宮崎駿氏や高畑勲氏とも邂逅。

その後アメリカへ渡る前の黒澤明監督との出会い。

そして高倉健さんとの出会いまで。

非常に深い内容となっています。
ぜひご覧ください。

【Tak阿部 氏】

本名:阿部丈之 1953年1月14日生まれ。新潟県出身。

「クロサワ・エンタープライゼズUSA」代表取締役社長を経て
現在、プロデューサー。

『ハクション大魔王』『昆虫物語 みなしごハッチ』等
タツノコプロ作品のカメラマンとして活躍。
独立後、黒木敬七撮影監督のもと高畑勲氏、宮﨑駿氏による
『アルプスの少女ハイジ』を撮影。その後渡米。

ロサンゼルスの映像制作会社「サンウェスト・プロダクション」他で
TV、CF撮影等を務める。

黒澤明監督の息子、黒澤久雄氏が会長を務める
在米法人クロサワ・エンタープライゼズUSA設立に参加。

米国でのCM撮影で高倉健と知り合った縁で
プライベートマネジャーを依頼され、米国永住権の申請も進める。

高倉はクロサワ・エンタープライゼズUSA顧問としても籍を置いた。

高倉のハリウッド映画出演交渉、
米滞在中及び日本での生活環境の支えにも努めた。

プロデュースした映画作品にマリリン・モンローとジム・ドーティの
半生を描いた『ノーマ・ジーン』
キーファー・サザーランドを声優に起用した
『アミテージ・ザ・サード』など。

高倉健のドキュメンタリー『健さん』への出演、
同作への大物映画人への出演交渉も務めた。