CBDは、大麻草から作られる成分から抽出される、麻薬を含まない成分です。
これについての研究は比較的新しく、10数年前くらいから盛んになってきました。
今回は、日本でCBD研究者として第一人者の薬学博士佐藤均先生に
CBDの作用について、お聞きしました。
佐藤均先生はもともと、西洋薬学畑の方。
漢方薬や自然な医療には、興味がなかったといいます。
ところが、このCBDは例外的に研究してみたところ、
西洋医学の薬より優れた点がたくさんあった、ということで、この素材に着目されています。
この点についてはWHOも認めているとのこと。
一般的に誤解されている「大麻」から抽出される成分についても
詳しくご説明いただきました。
【佐藤 均 氏】
昭和34年10月9日生 薬学博士
【学歴】
昭和54年4月 東京大学理科2類入学
昭和56年4月 東京大学薬学部進学(製剤学教室)
昭和58年3月 同上(製剤学教室)卒業
昭和58年4月 東京大学薬学系研究科修士課程入学
昭和60年3月 同上(製剤学教室)修了
昭和60年4月 東京大学薬学系研究科博士課程進学
昭和61年3月 同上(製剤学教室)中退
【職歴】
昭和61年4月 金沢大学薬学部(製剤学教室)・助手
平成 3年7月 富山医科薬科大学附属病院薬剤部・助手
平成 9年7月 東京大学医学部・助教授(東京大学医学部附属病院副薬剤部長 兼任)
平成12年3月 昭和大学薬学部・教授(臨床分子薬品学教室)
【海外研究歴】
平成3年9月~4年8月
アメリカ国立衛生研究所 (NIH) ・癌研究所(NCI)にて奨励研究員
平成4年9月 ~5年11月
スイス・バーゼル研究所 (Sandoz Pharma) にて客員研究員
【資格その他】
昭和63年6月 薬剤師免許(第247069号)取得
平成 3年3月 東京大学より薬学博士号(乙第10056号)取得
平成11年2月 日本病院薬学会・認定薬剤師免許取得
平成11年4月 日本病院薬学会・指導薬剤師
【所属学会】
日本薬学会(1983年~現在)
日本薬物動態学会(1985年~現在)
日本病院薬学会(1993年~現在)
日本臨床薬理学会(1995年~現在)
日本医療情報学会(1996年~現在)
日本薬剤学会(1997年~現在)
日本TDM学会(1999年~現在)
日本薬剤疫学会(2000年~現在)
International Society for the Study of Xenobiotics (2001年~現在)
【役 職】
平成6年4月~平成7年3月 富山県病院薬剤師会理事
平成6年4月~平成7年3月 富山県病院薬剤師会 情報委員会委員長
平成9年7月~平成12年3月 東京大学大学院薬学系研究科・講師(併任)
平成10年4月~11年3月 京都大学大学院薬学研究科・講師(併任)
平成10年9月~平成12年3月 日本病院薬学会編集委員会委員・副編集長
平成11年4月~平成13年3月 日本薬学会広報委員
平成11年4月~平成13年3月 日本薬学会関東支部評議員
平成12年4月~現在 日本医療薬学会評議員
平成12年4月~現在 東京大学大学院薬学系研究科・非常勤講師
平成14年4月~現在 日本薬学会ファルマシア委員
平成13年4月~現在 薬剤師国家試験作成委員(厚生労働省委嘱)
平成14年4月~現在 薬物動態学会編集委員(副編集長)
【賞 罰】
平成8年6月 日本薬学会北陸支部研究奨励賞(講演)「生理活性ペプチドの体内動態におけるReceptor-mediated endocytosis (RME) の役割」
平成9年5月 MHフォーラム懸賞論文入選「病棟業務を支援するパソコン・ツールの開発」
平成10年11月 日本薬物動態学会奨励賞「ペプチド性薬物の体内動態制御機構の解明と生理学的モデル解析