映画「ノー・ヴォイス」
監督・脚本・原作/古新 舜
日本の犬猫殺処分数が諸外国に比べ、大変多いことを知り、新しい飼い主さん探しをされている団体や自治体の取り組みを 取材しながら、3年掛けて制作に向き合って参りました。
人間と動物との共生のあり方を考え、 本来なら必要のない殺処分をどうしたら減らしていけるかを ポジティブに考えながら、幅広く発信していくための映画です。
この映画を通じて、大人のみならず、 子供たちが今、日本で起きている社会問題を感じ、考え、語り合ってもらう きっかけにしてもらいたいと思っています。
「犬猫たちの声無き声を全国に届けていきたい」と思っております。
そして、「犬猫を幸せにできる社会は、人間にとっても幸せな社会」 だと信じています。

今西乃子(児童文学作家)
映画「ノーヴォイス」は、私たちが本来あるべき人としての在り方、生き方、そして幸せとは何か―、を描いた作品です。
見る者に何かを教えてくれるのではなく、見る者が何を、どう気づくことができるのか、が問われる作品なのです。
登場人物の些細なしぐさ、言葉の中に隠された真のメッセージに耳を傾けてください。きっと、映画を見終えた時、心の中がすっと透くような感動に包まれるでしょう。
「捨て犬」の話を描いた物語ですが、実は「犬」の話ではなく、私たち人間の心の問題を取り上げたヒューマン・ドラマなのです。
我が家の愛犬・未来も、動物愛護センターでの殺処分前日、九死に一生を得て私のもとへやってきた元「捨て犬」です。
小さな命に「奇跡」を起こすのは、神様ではなく、私たち人間なのだということを映画「ノーヴォイス」は語ってくれます。